パラ箔 |
テレスコープクラウンの維持力調整にはパラ箔を矯正用スポットウェルダーで貼り付けます。つまり内冠の天井を意図的に外冠の内面に当てることによって過剰な維持力発現を抑制するわけですが、専用のパラ箔なるものは販売されていません。40年ほど前にポーセレンジャケットクラウン作製時の模型に貼っていたメトリックスを代用していますが、当然のことながらもう販売しているところはありません。
20年以上も前にこの方法をK先生から教えて頂き、当時勤務されていた歯科技工士の萩原さんに取りまとめてもらいI社へ注文をして頂きました。今回若手の希望者を募って同社にお願いしたところ全くとり合って頂けませんでしたので、「山本金属、ヤマキン」さんへ恐る恐る電話したところ快く引受けて頂きました。厚さも50ミクロンと申し分ない厚みです。
たかだか10数枚の注文でしたが、快くお受け頂いたヤマキンさんには心から感謝したいと思います。