2010年 04月 28日
臨床歯科を語る会 30周年 |

全国のスタディグループの集りである「臨床歯科を語る会」が今年30周年を迎えます。実行委員長の松井宏榮先生から「宣伝をブログにアップしてほしい」とのメールをいただいていましたが、原稿に追われ今日になりました。
http://www.katarukai.com/
思い返せば初めて臨床歯科を語る会に参加したのは1994年、卒後9年目でした。当時KDMからの参加は永田省蔵先生と私だけで、永田先生が実行委員に就任された年でもありました。顔見知りもいない大きな会に初めて参加して、あげくに2泊3日の合宿(監禁)状態、風呂も入る時間が無いほどに朝から深夜までスライドをながめるのは初めての経験でした。それでも今でも鮮明に覚えているのは卒後5年で新人発表をされた鷹岡竜一先生のケースと千葉英史先生が座長をされた黒田昌彦欠損補綴道場でした。卒後2,3年目で手がけた鷹岡先生の歯周病がらみの欠損補綴の症例に「なんとすごい人が世の中にはいるものだ」と感嘆し、黒田先生の道場では自分と年齢も変わらない演者の発表に「なんと今まで自分は漫然と臨床をしていたのだろう」と武者震いしたのを覚えています。
それから16年、その鷹岡先生と11年間も実行委員を一緒につとめることになるなんて想像もしていませんでしたし、新人発表の司会や全体会の演者をつとめるなど思いもしませんでした。
今年は30周年、沢山の若い歯科医に参加して頂き、「歯科医の良心」であるこの会がさらに発展することを切に望みます。写真は1994年のプログラムに書かれた金子一芳先生の巻頭言です。16年経ってもちっとも色褪せていない文章だと思いますし、きっと16年後も色褪せていないことでしょう。

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by matsudas1933
| 2010-04-28 07:53
| スタディグループ