御領石竹 秋宵まつり |
秋の連休あたりは天草でも地域のイベントが目白押しです。今年は御領地区の「御領石竹 秋宵まつり」に家人と一緒に行ってきました。御領は父の生家があったところです。かつて400年ほど前に天草、島原の乱が平定された後キリシタンの改宗や荒廃した田畑では生計が立てられなくなった農民に賃金を払う目的で主だった五つの地区に大きなお寺が建てられました。御領にはその一つ芳證寺(ほうしょうじ)が建立され、門前町となっています。14,5年程前から地区の住民の方々が孟宗竹を切り、中にロウソクを灯したものだけで日が落ちた街並をライトアップするお祭り(イベント)が始まり続いています。ほんの2.3時間ですが、道路や家並みの電灯をすべて消し、ロウソクの灯火だけの街並になりますが、とても幻想的な趣となります。
芳證寺の境内もあかりの饗宴となりますが、そこで供される「だご汁」も逸品です。圧巻だったのは水屋にある巨大な「おくどさん」が現役で使われていました。もちろん薪をくべて調理されていましたが、そのまき割りもご住職の日課になっていることには再度驚きました。
機会があればぜひとも一度訪れていただきたいお祭りです。