2018年 07月 10日
2018 臨床歯科を語る会 |
豪雨の中週末は上京し、臨床歯科を語る会へ参加してきました。自分にとっては今年24回目の参加となりましたが、圧巻だったのは昨年リタイヤされた御年88歳の金子一芳先生の「補綴臨床60年」の物語でした。講演などという表現よりまさに「物語」といった言葉が似合う一人の歯科医師の60年の歩みでしたが、これを聴きに来た会員も多かったのではないでしょうか。臨床を中心とした話の随所にはいろいろな人との出会いがちりばめられていたのがとても印象的でした。また、リタイア後にいくら時間があるとは言え、サプライズのお土産のための書籍まで準備される用意周到さにはいつものことながら言葉を飲み込んでしまいます。平成2年に初めてお会いしてからというもの語り尽くせないほどの多大な影響を受けたのは私だけでは無いはずですが、これほど歯科医師として大きな影響を後進に与える人は今後でてくることは無いでしょう。
そして、今年から新たな筒井実行委員長のもとに何人かの新しい実行委員が参集した事も大きなトピックスでした。いままでもそうだったように金子先生が播いた種子が芽を出し、花を咲かせ、そしてその次の世代へと受け継がれていくのを傍から見ているのは自分の事のように楽しみでもあります。
それにしても「60年」…。私、やっと半分ちょっとの「34年」。気が遠くなる数字です。
by matsudas1933
| 2018-07-10 22:26
| スタディグループ