2016年 07月 22日
片側処理への期待と蹉跌 |
年々伸び続ける日本人の平均余命をを鑑みても、歯科界で「高齢者の補綴」などがもっと話題になっていいのではないかと常々考えています。そんな思いとは裏腹に商業誌や研修会の案内チラシをみれば、シンビや沢山のインプラントを用いての固定性補綴の話題が引きも切らず、いつもながら辟易することになります。一方で可徹性義歯の本もときどき上梓されるので、一応は目を通しているつもりですが、学生時代のテキストブックと大差なくこれまた落胆することがほとんどです。
私は高齢化に比例して、可徹性義歯の需要はこれからもそれなりに伸びるのではないかと思っていますが、「嫌われ者の義歯」のイメージが世間一般の歯科医師にはあるらしく、いつの時代も義歯は日陰者の扱いとなっているようにさえ思えます。
患者さん側にたってみると最初から大きな義歯が必要になる人はあまりいないはずで、義歯初体験は2〜3歯欠損のはずです。そうなると最初に装着する義歯がその後の「快適な義歯ライフ」か、「義歯大嫌い」かの明暗を分けることになるわけで、これを如何にクリアするかが肝要だと思っています。まずはそのためには大きなメジャーコネクターを用いないで「片側処理」を心がけたいのですが、長い中間欠損や遊離端欠損では支台歯の負荷も気になります。
最近はそんなところに1本だけインプラントを用いることで片側処理を試みています。
まだまだ経過や症例数も少ないのですが、KDM若手過激派からの煽りを受け、今晩はその話題でのプレゼンを行うことにしました。
熱い夏の夜、ディスカッションも白熱するでしょうか、いざ出陣!
私は高齢化に比例して、可徹性義歯の需要はこれからもそれなりに伸びるのではないかと思っていますが、「嫌われ者の義歯」のイメージが世間一般の歯科医師にはあるらしく、いつの時代も義歯は日陰者の扱いとなっているようにさえ思えます。
患者さん側にたってみると最初から大きな義歯が必要になる人はあまりいないはずで、義歯初体験は2〜3歯欠損のはずです。そうなると最初に装着する義歯がその後の「快適な義歯ライフ」か、「義歯大嫌い」かの明暗を分けることになるわけで、これを如何にクリアするかが肝要だと思っています。まずはそのためには大きなメジャーコネクターを用いないで「片側処理」を心がけたいのですが、長い中間欠損や遊離端欠損では支台歯の負荷も気になります。
最近はそんなところに1本だけインプラントを用いることで片側処理を試みています。
まだまだ経過や症例数も少ないのですが、KDM若手過激派からの煽りを受け、今晩はその話題でのプレゼンを行うことにしました。
熱い夏の夜、ディスカッションも白熱するでしょうか、いざ出陣!
by matsudas1933
| 2016-07-22 15:43
| 講演・発表