2009年 09月 28日
人工歯の選択 |
週末金曜日はKDM例会でした。演題は「総義歯の顎堤を観る」、演者は河野生司先生です。最長27年の経過でした。
私たちのスタディグループでは総義歯が話題にのぼることが少なくなりました。地域性もあるのでしょうが、若い歯科医には総義歯ケースが極端に少なくなっている事も一因でしょうし、パーシャルデンチャーやペリオのケースと比べると多様性がないことや、術後の変化も緩徐であることもその理由でしょう。
ディスカッションでは人工歯の選択などが挙がりましたが、自分のケースを振り返ってみました。
1999年に作製した上下の総義歯です。長期に渡る咬合の安定をねらって左右上下の6のみをオクルーザルメタルとしましたが、当初の目論みからははずれ2年半後には金属咬合面と硬質レジン歯の咬耗には大きな段差が生じています。人工歯はイボクラー社のポスタリスを用いています。現在は一部パーシャルデンチャーの強度確保に咬合面に金属を用いることはありますが、このケース以降、総義歯の咬合面に金属を用いる事は一切無くなりました。
私たちのスタディグループでは総義歯が話題にのぼることが少なくなりました。地域性もあるのでしょうが、若い歯科医には総義歯ケースが極端に少なくなっている事も一因でしょうし、パーシャルデンチャーやペリオのケースと比べると多様性がないことや、術後の変化も緩徐であることもその理由でしょう。
ディスカッションでは人工歯の選択などが挙がりましたが、自分のケースを振り返ってみました。
1999年に作製した上下の総義歯です。長期に渡る咬合の安定をねらって左右上下の6のみをオクルーザルメタルとしましたが、当初の目論みからははずれ2年半後には金属咬合面と硬質レジン歯の咬耗には大きな段差が生じています。人工歯はイボクラー社のポスタリスを用いています。現在は一部パーシャルデンチャーの強度確保に咬合面に金属を用いることはありますが、このケース以降、総義歯の咬合面に金属を用いる事は一切無くなりました。
by matsudas1933
| 2009-09-28 08:37
| スタディグループ