2014年 08月 23日
外冠の黒変 |
1998年にセットしたクロスアーチのRPDですが、2年ほど前から外冠の黒変が現われ始めました。最初は費用の関係で金合金を使用できずに、12%金銀パラジウム合金で作製したので経年変化による金属劣化だろうかと思っていましたが、別のケースでも同様の事象が観察されはじめました。そちらはセット後1年ほどでしたし、双方ともに内冠は変化がみられなかったので犯人探しを始めました。
「最近雲仙あたりの温泉に行きませんでしたか?」なんていう笑い話のような問診や中国製健康茶のせいではなどと思い悩みました。
結局グラクソスミスクライン社への問合せで、犯人は「酵素入りポリデント」でした。
パラの黒変がこれだけ顕著であればもっと問題になってもいいはずなのにと思いましたが、おそらく保険診療では12%パラを用いたクラスプやバーは赤字になるので使われることがないためでしょう。
いくらパラのテレスコープ外冠がレアケースだとはいえ、メーカー側にはもっとこの辺はしっかりアナウンスしてもらいたいものだと思います。
結局はバフ程度の研磨以外に対応策はないそうで、「部分入れ歯用ポリデント」は変色しないとのことでした。同じ悩みの同業者諸氏、御参考までに…。
「最近雲仙あたりの温泉に行きませんでしたか?」なんていう笑い話のような問診や中国製健康茶のせいではなどと思い悩みました。
結局グラクソスミスクライン社への問合せで、犯人は「酵素入りポリデント」でした。
パラの黒変がこれだけ顕著であればもっと問題になってもいいはずなのにと思いましたが、おそらく保険診療では12%パラを用いたクラスプやバーは赤字になるので使われることがないためでしょう。
いくらパラのテレスコープ外冠がレアケースだとはいえ、メーカー側にはもっとこの辺はしっかりアナウンスしてもらいたいものだと思います。
結局はバフ程度の研磨以外に対応策はないそうで、「部分入れ歯用ポリデント」は変色しないとのことでした。同じ悩みの同業者諸氏、御参考までに…。
by matsudas1933
| 2014-08-23 14:34
| 学術